
豊中市緑丘の小児科。予防接種、乳児健診等。
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こんにちは
新学期が始まりましたね。
子供たちは環境(生活)の変化に少しずつ馴染んできた頃でしょうか? 
今年は、3月の中頃から季節外れ?の“ロタウィルス”による感染症が流行っています。
いつもは、インフルエンザが流行る12月~3月頃の寒~い寒い真冬に流行するウィルスなのですが…
なぜか今年は暖かくなった4月に入っても感染の勢いは衰えていないようです。
ロタウィルス感染による胃腸炎は、発展途上国では乳幼児死亡の主な原因の1つと言われています。
生後6ヶ月から2歳くらいまでが、好発年齢とされていますが…
今年のロタウィルスのタイプは、5~6歳の年長児にも多いことが特徴的です。
症状
潜伏期は1~3日で、症状は、米のとぎ汁のような白色下痢便が特徴的(白い便の色がコレラに似ていることから以前は小児仮性コレラとも呼ばれていました。)ですが、初期症状で嘔吐と発熱を伴います。
白色下痢が始まる前に、この症状で来院される方もたくさんいらっしゃいますので、当院では早期に確定診断をして、重症化を防ぎ、二次感染の拡大を防ぐよう努めています。
ロタウィルスの迅速検査です。上の紫ラインはこの検査が正常に終了したことを示すコントロールラインです。下のラインが出るとロタウィルスに感染していることを示します。陰性の場合は下のラインは出現しません。
治療 & ホームケア
現在、このウィルスに効果のある抗ウィルス剤はありません。
嘔吐や下痢により、急激に水分や電解質を失いますので、特に乳幼児では脱水症状に気をつける必要があります。(尿の量、回数が少なくなる。ぐったりして自分から遊ばない。唇が乾燥して切れる。眼がくぼんだような表情になる等の脱水の兆候に気をつけましょう。)
ホームケアとしては、市販のイオン飲料やOS-1などの経口補水液で水分、糖分、ナトリウム(塩分)を少しずつ摂取し、脱水の予防をするようにしますが、飲んでも吐いてしまい、脱水症状が悪化するようであれば、点滴をする必要があります。
下痢止めは、病気の回復を遅らせることがあるので、通常は使用しません。
そのため下痢が続くので、おしりがただれてしまうこともあります。おしり拭きでゴシゴシこすると、てきめんに悪化しますので、ぬるま湯で洗うようにします。悪化する前におむつかぶれ用の軟膏を肛門周囲を中心に広く厚めに塗っておくと、下痢便が直接皮膚に当たらず、ただれを予防、軽減できます。
感染予防
ロタウィルスは感染力が非常に強く、10個以下のウィルスでも感染が起こると言われています。
感染経路は、便の中のウィルスが手などによって運ばれて、なんらかの形で他の人の口に入って感染します。
二次感染の予防のためには、石鹸でよく手を洗う習慣を付けることが大切です。
自分のトイレの後、子供のトイレを手伝った後、オムツ替えの後、調理、配膳、食事、おやつの前等…
とにかく、こまめに手洗いをしましょう。 また、手洗いの後に同じタオルを何度も使うことも、あまりよくありません。一度タオルにウィルスが付いてしまうと、今度はいくら手洗いをしても、タオルが感染源となってしまうからです。
消毒の方法は、市販の塩素系漂白剤(通常は5%~10%次亜塩素酸ナトリウム)なら50倍から100倍に薄めて使用します。(たとえば、原液10ミリリットルを1リットルの水で薄める。)
トイレのドアノブや、ペーパーの周囲、手すり等の拭きとり消毒も効果があります。
調理器具、おもちゃ、衣類、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
海外では、ロタウィルスの経口ワクチンがありますが、ワクチン途上国の日本ではその認可は当分先のことのようです… (2008.04.17投稿)
以下 2009.4.20 更新
下痢の時の食品
下痢がひどい時は、栄養のことはあまり気にしないでお腹を安静にすることが大切です。下痢で水分や電解質が奪われますので、脱水症にならない為に、水分と電解質を少しずつ頻回に補給するのがコツです。
たとえば
野菜スープ
アクの少ない野菜(じゃがいも、にんじん、白菜、大根)などを適当な大きさに切り、昆布だしやかつおだし、味噌汁、薄いコンソメなどでコトコト煮る。これだけでOKです。
便が水のようであれば、上澄みスープだけ飲みます。少し形のある便なら、こして具も食べます。
にんじんスープ(便をかためてくれます)
にんじん500gに食塩小さじ 2分の1 ( 約 3 g ) 、水適量で2時間くらい煮て裏ごしにかけて、水を加えて1リットルにします。(圧力鍋を使うと10分ほどでできます。)
| 2008年4月17日 |
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