ふじかわきっず通信

インフルエンザワクチンについて

10月22日より、当院でもインフルエンザワクチンを開始します。
インフルエンザワクチンの効果について、一部の小児科医の間では否定的な意見がありますが、最近の検討では約30%の有効率とされています。また、感染したとしてもワクチン接種したことによって高熱を抑え、肺炎などの合併やそれに伴う入院治療の必要性を防ぐなど、インフルエンザの症状を軽くすることが知られています。アメリカでは、「生後6か月から5歳未満児」、「50歳以上の成人」への接種が推奨されています。


昨年の冬は、タミフルの副作用が大々的に報じられ、医療現場は大混乱となりましたが、本来は予防接種で感染を防ぎ、それでも罹った時には抗インフルエンザ薬(タミフルなど)の投与を考慮するのが、本筋だと考えます。特に、高齢者や乳幼児などが居られる家庭では、家族全体で予防接種を受けて、家庭に持ち込まない努力が必要です。


箕面市立病院小児科在職中に、「インフルエンザ脳症の最新治療」について、NHKの「ニュース 10」や「クローズアップ 関西」に出演させていただきましたが、インフルエンザ脳症で生命を奪われたり、後遺症を残した子供たちを診療し、御家族のその後の辛苦に遭遇してくると、ワクチンで少しでも感染のリスクを減らせればと思います。

2007年9月27日
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