豊中市緑丘の小児科。予防接種、乳児健診等。 千里中央駅阪急バス3番乗り場より「豊中」行きに乗車(約10分)し、「緑丘」下車すぐ。

疾病のQ&A

気管支喘息について

どういう病気ですか?

気道の慢性炎症と過敏性をもつ子供(大人)が、かぜをひいたり、アレルギー物質を吸い込んだときに、粘膜の炎症が悪化して症状が出てきます。発作性に咳が出たり、ゼーゼーしたり、呼吸が苦しくなる病気です。

発作の時は、どうするべきですか?

水分を十分に採って、大きな呼吸(腹式呼吸)をして、痰を出すことに努めます。改善が不十分なら、頓服で渡されている気管支拡張剤を服用します。もし、吸入器をお持ちでしたら、気管支拡張剤の吸入をすればより効果的です。それでも症状が良くならないようでしたら、医療機関を受診ください。

完全に治るのでしょうか?

気管支喘息は、患者さん本人の体質に根ざしていることが多く、適切な治療を根気よく続けることが大事です。最近、10年間に極めて有効な薬がいくつも開発され、急速に軽症化し治癒する子供たちも増えています。当院では、「小児喘息治療ガイドライン」に準じた治療を基本とし、環境対策+吸入ステロイド・抗ロイコトルエン剤(オノン・シングレア等)を治療の主役に据え、肺機能検査を参考にしながら治療計画をたてます。

子供の「けいれん」について

子供の「けいれん」には、どんな病気があるのですか?

乳幼児(生後半年から5歳頃)の発熱時に認める「熱性けいれん」、発熱・年齢に関係なく発症する「てんかん」、生後6ヶ月から2歳ごろまで泣いた時に続いて息止めをする「憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)」などが主なものです。

治療はどうするのですか?

「熱性けいれん」は、けいれん止めの座薬(ダイアップ)を、発作時にも予防にも使用します。けいれんが止まらない時は、医療機関を受診し医師に治療してもらう必要があります。5歳ごろまでは、発熱が始まれば、予防的に(ダイアップ)を8時間間隔で2回投与すれば、ほとんどの「熱性けいれん」は予防できます。
「てんかん」は、脳の神経細胞の異常興奮を原因とした、けいれんや意識消失発作を繰り返す慢性の病気です。脳波で診断し、治療は長期に抗てんかん薬を服用する必要があります。てんかんの原因が明らかなもの(出産時の仮死、髄膜炎後、事故による頭部外傷後など)は、なかなか発作を止められないことがあります。

アトピー性皮膚炎

どういう疾患でしょうか?

アレルギー素因や皮膚の機能異常などが原因で、皮膚のバリアー機能が低下し、乾燥と炎症を主体とした皮膚病変が乳児期中期頃から見られます。痒みが強いことがお子さんにとって大きな悩みです。一部のお子さんでは、食物に対するアレルギーが関与しているようですが、皮膚科の先生方は「あくまで皮膚の病気」との考え方もあり、小児科医と皮膚科医で治療に対する方針が異なる部分もあります。

よく問題にされるステロイド軟膏は使用されるのでしょうか?

当クリニックでは、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」に沿って、必要な範囲で必要な強さのステロイド軟膏を使用します。ステロイド軟膏は薬の強さ・塗る面積・塗る期間に注意すれば、十分に安全な薬剤と考えています。改善傾向を認めれば、より弱いテロイドあるいは保湿剤のみの治療にレベルダウンします。また、抗アレルギー剤の内服を併用して、最大の苦痛である痒みをとり、悪化因子である「爪で掻く」ことを防ぎます。

成長ホルモン治療について

身長が低いのですが、成長ホルモンの治療が出来るでしょうか?

背が低いことの原因は様々です。多くの場合は体質性低身長(オクテで中学生以上になって急に伸びる)や家族性低身長(両親が低く子供も低い)で治療の対象になりませんが、約15%の子供たちでは、脳の一部(下垂体というところ)からの成長ホルモンの分泌が悪いことが原因で身長が低く、基準を満たせば成長ホルモンの治療開始が可能です。

どのような検査で判明しますか?

手首の骨のレントゲンを撮影して、骨の年齢を調べたり、尿中の成長ホルモンの量を調べたりして、大まかな成長ホルモンの分泌量を推定します。これらの検査で、成長ホルモンの分泌が悪いと想定された場合、入院して(箕面市立病院や市立豊中病院の小児科にお願いして)、精密に成長ホルモン分泌能を調べます。最終的には、成長ホルモンの分泌の悪さが国の基準を満たしていれば、治療が開始されます。

何歳ごろから治療が可能でしょうか?

幼稚園から小学校低学年にかけて開始することが多いです。早期に治療開始するほど身長の伸びは良いようですが、週に数回、家族が子供に注射する(極めて痛くないように工夫されていますが)ため、ある程度、子供の理解・我慢ができる年齢が良いと思います。